ゴルゴ１３ 128巻「演出国家」
名前は聞いたことがあっても
どんな内容の漫画なのか
は全く知らず
ある方が奨めていたので
初めて読んでみました
読んだのは128巻の「演出国家」
とあるアフリカの国
軍事政権から民主化され
初めての大統領選挙が
行われるという設定
その国ではコバルトが採れます
その利権を占有するために
自分の傀儡を大統領に当選させるべく
ある資産家がエージェントを雇って
当選させるための俳優を選び、
有権者にウケのよい顏に整形させて（アイドル）
人の目を引き付けるよう演技指導をし（アイドル）
選挙の投票用紙を候補者のカラーにして（色）
文化的文言をスローガンとして（音）
選挙で合法的に票を得て当選させて
その資産家が国を操る、
大まかにはこんな内容でした
私たちは
民主主義の元では
公正な選挙において
”民衆が投票によって選んだ政治家”が
”民衆のためのに政治を行っている”
そう思っています
実際はどうなんだろう？
結局のところ
お金がある人が
その財力で特定の人を当選させることは
そう難しくないし、
そもそも民衆は選挙時に
適切な判断を下せているのか？
人は集団になると
ＩＱの低い方に引きずられ、
結果その集団全体のＩＱは
低下するといわれています
そして人は心理的に誘導されやすい
そんな仕組みを熟知してれば
表面的には民主主義であって、
実際には支配するシステムが
成立することになるかもしれない
しかも民衆は気づかない。。。
やっぱり魔術師はすごい！
また利権の元になったコバルトは
私たちにとってもとても身近な
スマートフォンにも使われていますが
コンゴ共和国は世界産出量の50%供給地と言われています
その実、多くの貧しい子供たちが
採掘場で手作業の労働を強いられている、
とも言われている鉱物です
誰かの犠牲の上に成り立つ幸せ
私たちはオメラスの住人。。。
そしてプラントハンターのことも
書いてありました
植物は新薬（薬草）となることがある
これも莫大な利益を生み出す源泉
ここ数年騒がしい件も
大本は同じかな？
など、など、
改めて考えるきっかけになりました
漫画って侮れませんね^^
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読んで頂き、ありがとうございます。
